Bishop Museum Mobile Tours

Mobile Tours Home

何百年もの間、ハワイの社会は

〝アイカプ〟と呼ばれるシステムのもとに、政治、社会、宗教が治められていました。 アイカプとは、直訳で〝食に関する法則〟を意味します。 ハワイの人々は、生活のあらゆることにおいて、四万のアクア・すなわち神々が見守っていると信じていました。  その神々の中でも、最も位が高いとされていたのが、四つの神 クー、カネ、ロノそしてカナロアです。特にクーは、戦いの神・軍神のイメージが強いのですが、他の神々と同様に様々な姿・役割をもち、崇拝されてきました。

例えば、カフナがカヌーを作るためにコアの木を選ぶときや、また漁師が豊漁を願う時も、クーに祈りと供物を捧げました。また、アフウラという鳥の羽のマントを作るために深い森に入り、鳥を探す際もクーの名を唱え、祈願したといいます。  さらにクーは、農業、政治そして 手おの作りの神でもありました。 クーは様々なものに姿を変え、オヒアの木、パンの木、ウナギやココナッツなども、クーの化身とされています。 こうした多岐にわたるクーの役割は、今ではずいぶんと忘れ去られています。

1800年代はじめ、伝統的なハワイの宗教がキリスト教に取って代わられた際、ハワイの神々を象(かたど)った像の多くが破壊されてしまいました。 わずかに残された木像からは、神聖な意味合いが剥ぎ取られてしまいました。

失われたクーの姿・形、神聖な意味合いを知り、理解しようと、ビショップミュージアムを訪れる人が今なお絶えません。 そして、クーは、ハワイアンの政治的党派のシンボルになりつつあるのです。