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ハワイアンホールは100年ぶりとなる大改修を終え、2009年、

再オープンしました。ハワイアンの代表らとの長い協議を経て、新しいハワイアンホールは、代々ハワイに根ざした人々の視点や意見が反映されることで一致。 その結果、ハワイアンホールの3つのフロアーは、ハワイアンの世界における〝ワオ〟すなわち〝領域〟をあらわすことになりました。

まず1階は、カイ・アケア、〝広大な海〟を意味し、 島々の誕生、生命の移動、そして神々の住む世界を示しています。

2階部分は、人々とくらしの領域を表す、ワオ・カナカです。 ここでは、ハワイアンの人々のさまざまな生活の営みが分かるようになっており、漁業、農業、調理・・・と海から陸地へ、徐々に高い場所での作業へと展示内容も変化します。 通路にそって設置している展示ケースは、ハワイアンの人々が月の満ち欠けの周期に従い、いつ、どのような作物を植え、何の魚を釣っていたのか、またどのような神を祈りの対象としていたのかを紹介しています。ハワイアンの人々の生活は、月の満ち欠けとも密接につながっていました。  そして、最上階の3階は、 ワオ・ラニ、すなわち〝天の領域〟で、神々に近い者の世界を表しています。ハワイの人々の中に、『最も大切なものは一番高いところに置く―』という思想があり、ここではビショップミュージアムの創設者の所蔵品をはじめ、ハワイ王朝の王たちや酋長の世界にたっぷりと浸ることができます。  

この博物館の所蔵品の中でも 最も神聖で文化的に重要な展示物を、ゆっくりとご覧下さい。