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衣類や寝具に用いる素材を

〝カパ〟といい、フラのスカート〝パウ〟にもこのカパが使われています。強いカパを作るため、特別な儀式があり、さらに〝カプ〟というきまりに従わなければなりません。 これに背くと、制作過程でカパは粉々に崩れていくといいます。

 

ハワイではヴァウケと呼ばれるカジの木の皮を棒で叩き、水を用いて柔らかくして繊維をとりだし、布にしていきました。カパ作りは女性の仕事で、木の棒で叩くリズムに合わせて、女性たちは歌を歌いました。 ハワイの物語〝モオレロ〟の中で、女性たちはカパを叩くリズムで意思の疎通ができたと描かれています。

ハワイの神話に、カパに関するものがあります。マウイの母・ヒナの話の中で、太陽が移動する動きがあまりにも速すぎて、カパを乾燥させるにも十分な時間がなく、ハワイの人々は困り果てていました。 このため、太陽の動きを遅くさせようと、マウイはハレアカラに登り、太陽を投げ縄で捕らえ、丈夫な木の根に結びつけました。太陽は空をゆっくりと移動せざるを得なくなり、そのままマウイの支配下に置かれたといいます。